先月東京紀尾井ホールでの「幸魂奇魂」公演もお陰さまで無事終えることが出来ました。今回は若村麻由美さんの一人朗読、尾上菊之丞さん、紫さん、西川扇左衛門さんの舞踊も初めて加わって頂き、この作品のまだ見ぬ可能性を感じられた公演でもありました。
当日朝初めての舞台稽古で、一度も全て通すことことなく迎えた一回目の公演!正直、何かしらの段取りミスがあるのでは?と出演者一同不安はあったと思いますがスタッフ皆様のおかげもあって大きな問題もなく、この事は段取りの多さからすると奇跡的なことだったと思います!笑!
私自身こういった公演の時は、本番ブッツケであります。演出、音響バランスを客席でチェックし各スタッフさんに支持をしたりしているからであります(ですので浴衣姿)
演奏者としては正直きついです。朝からの稽古でその日のコンディションを知り、本番までに少しでも調子を整えることが出来ないからです。真面目にこういった時は出演を控えようかと考えることもしばしばであります・・・・・
本番ギリギリまで楽屋打ち合わせをしたり・・・とにかく忙しかった公演でした!頭がついていかないのが実感してました(汗)
今回は舞踊が加わったため、菊之丞さんの踊りに最後、若村さんにも少し所作をして頂き、また最後のエンディングでは舞踊3名の方の中にも入って頂いたり・・ということもお願い致しました。女優さんでなかなかこの舞踊家さんと一緒に踊って違和感の無い方はおられません。これは本当に凄いことです・・・
紫さん、扇左衛門さんもお二人で大国主と沼河比売をしっぽりと・・ラブロマンスです・・・息のあった舞台でした!
途中のトーク!この写真で終わり頂けるかと思いますが、楽しいトークも・・若村さんに年齢のことで突っ込んでしまったり・・・・それは、普段から何度話しても、「貴生さんが年上だと思う」・・・と言われていたので違います!僕が歳下ですよ・・・と!(お客様は喜ばれてましたが・・・)
そしてこの作品を根底で支えて頂いているのが、演奏者です!CD録音から南座公演、JTホール公演、公文協、受賞パーティと数回再演して頂いていることもありますが、本当に質の高い演奏に感謝しきりです。僕自身なんの不安もないんですから・・本当にいつもありがとうございます!素晴らしい演奏があってこそ曲は生かされます
左より作詞頂いた松本隆先生。JTの時もご覧頂いた佐野史郎さん若村さん先だってゲストでお呼びいただいたチェロの溝口肇さんと終演後、楽屋にて記念撮影!
松本先生も二回ともカーテンコールでは舞台上におあがりになりご挨拶!サプライズ的でしたので喜ばれたお客様も大勢いらしゃったようです!こうしてこの公演は終わりました!恐らくもうよほどの事がない限り「幸魂奇魂」公演はないかな・・・??と思っています。そう思うと少し寂しいですが・・・
と言いながらすでに4ヶ月後に迫っている京都での僕の企画公演の準備に大忙しであります。また今月末から9月初めには詳細発表いたしますので、よろしくお願いいたします!