発起人の方々と迎賓
24名の発起人様のお蔭をもち身に余る祝賀会となりました。当初出演者をはじめ、関係者数名から祝賀会はしないのか?しようよ・・・という声を頂きましたが、正直躊躇していました。自分がそんなことをしていいのか?という思いがあった。しかし発起人代表のお一人である衆議院議員赤枝先生から、「今回のCD制作意図からすると、邦楽ではなかなか縁のない賞なんだから、ちゃんと祝賀会をして邦楽をPRをする義務が君にはあるのではないか」という言葉に勇気づけられ、していただくことになったわけである。本当に当日はお忙しい中、多くの方にお越しいただき感無量でありました。飛行機、新幹線で駆けつけてくれた方も多かった
衆議院議員 赤枝恒雄様
ビクターエンタテインメント株式会社代表取締役社長斉藤正明様
音楽評論家 冨澤一誠様とご挨拶が
始まり・・乾杯のご発声に坂東三津五郎様
ご挨拶を聞きながら?何のパーティ?か壇上に立ちながら自分で不思議な感覚に陥る始末・・・・三津五郎さんは、「これは貴生さんだけでなく、邦楽界、いや我々伝統芸能の世界みんなで喜ぶべき受賞である」 というこの上ない賞賛を頂いた。
ありがとうございます。式次第としてはここまで・・・・
司会も乾杯の後、プロの原口雅子さんから私の旧友の尾上菊之丞さん 松本紀保ちゃんにバトンタッチ!
私の披露宴でも途中司会をしてくれた2人。10年ぶりの再結成・・・笑。会は和やかな雰囲気で・・私はお越しいただいたお客様に御挨拶まわり・・・しかし皆さんになかなか御挨拶が出来ない。そうこうしている間に、若村麻由美さんから「受賞者のご紹介」当日の麻由美さん、御着物姿で凛と美しい・・・
華やかで流石・・・このツーショットも美男美女と言いたいのだが・・・・「美女と野獣」と言ったところか!私の生まれから生い立ち~今日までのご紹介!ありがとうございました。
そして次に古事記の舞台でもある島根県出身の佐野史郎さん佐野さんは昨年6月JTホールにもお越し頂き、ツイッターで「幸魂奇魂」を お聴きただいた事をしり、ご縁を頂いた。ご自身も小泉八雲の世界を朗読されたり作詞の松本先生をもご縁があり・・縁という物は不思議なもです。佐野さんにはお客様のお迎えもご一緒にして頂いた。ありがとうございました。
そして太鼓奏者の林英哲さん!英哲さんは太鼓を始められた時、私の父に習っておられた事がご縁で、昨年は始めて2人で「魂の響」という会を高知の友人、呉服屋美馬さん主催でご一緒させて頂いたり、南座での日本の祈りにも出演、もちろんこのCDも出演頂いている。スピーチでは先斗町育ちの幼少の頃の私を見ておられこういった花街で育つ男の子がどうなるの?と思われていたようだ(笑)でこうなった・・・と壇上から私を指さされていた!
そして歓談~~たくさんの方にお越しいただいたが京都からも多かったです。
(左より、永楽屋細辻伊兵衛様、孝鶴さん 安達雅克様(発起人)京都吉兆徳岡邦夫様、有佳子ちゃん、中村翫雀様 豆千鶴さん)
この雰囲気は完全に京都祇園街での一コマのようで楽しそうです・・・・(笑)
そして演舞場の舞台が終わり駆けつけてくれた菊之助さんと瓔子さん新婚ご夫妻。本当にお幸せそうで自分の新婚当時を思い出してしましました。歌舞伎界も不幸が重なる中、こういったお目出度いことは大変素晴らしいです・・末永くお幸せに・・・・
そして20年来の友人である尾上松緑さんのスピーチ!古くからからの友人らしい?なかなか過激なスピーチ!汗。染五郎さん、菊之丞さん、そして私に対し愛のある攻撃風なスピーチ。汗汗。一部のお客様を笑いの渦に・・・笑。冷や汗かきながらも楽しい素晴らしいスピーチ!よっ音羽屋!そして次に行われる祝舞の紹介もしてくれました・・・ありがとう・・・松緑さん!(笑)
そしてその祝舞!祗園からは孝鶴、豆千鶴 先斗町 もみ乃 宮川町 叶千沙 新橋 喜美勇さん5名 の芸妓さん、そして唄は祇園波木井さん 新橋 美葉さんの三味線での「六段くづし」といってもこれは普通の六段くづしでなく、途中より替え歌になっていました・・・私にちなんで!汗
作詞は今井豊茂さん。構成尾上菊之丞さん。 贅沢な余興である囃子、堅田喜三郎さん、梅屋喜三郎さん、笛藤舎伝生さん
最後は何と、喜美勇さんがCDをもって宣伝! 本当に嬉しいお祝いである・・・・
最後はやはりこの祗園波木井さんの粋なスピーチ。「京では三者一坊という言葉があります・・・役者、医者、芸者、そして坊さん。その方々を敵にしては商売はなりたたないといわれます~~」といった波木井節・・・・本当に遊びながら色んなことを教えてくれます。こういった貴重なお方はもう最後かな・・・お店を休んでまで来て頂きましたありがとうございます・・・・感謝!
そして舞台は記念演奏の準備となり最後の歓談・・・私の恩師と中学の同級生も京都から来てくれましたいつまでも友人はありがたいですね・・・先生があまりにも若く誰が先生かわからないのですが・・・
右から美馬勇作さん 銀座矢部慎太郎ママ、宮川町しげ森さん、尾上松也さん、坂東亀三郎さん 桂吉坊さん ふく紘ちゃんここも華やかな雰囲気です
コシノヒロコ先生ファミリー ( 左から 小篠ユマさん 小篠ゆかさん 父 ヒロコ先生)小篠家とはヒロコ先生のお母様 アヤコ先生と私の父からの交流を頂き、私はヒロコ先生はもとよりゆかちゃん、ユマちゃんとは姉のように長年お付き合いしてもらっております。皆様ご存じのとおり関西岸和田パワーでいつもお元気です
菊之助さんもスピーチしてくれました。「日本最古の歴史書~~」さすが勉強しているのですね内容も軸のある話でした・・
この日も沖縄での女子ゴルフダイキンプロアマ戦に出場なさっておりました。その帰りです。このタフさは凄いです
そして最後は私の師匠今藤政太郎先生。先生ならではの愛情表現で少しウルッときました。今の私があるのは師匠方のお蔭を無くしてはありえません。政太郎師匠もそのお一人で、音に対する考え方も含め、言葉で説明、指導された記憶はあまりないですが、先生の曲、演奏、常を通し学んだ気がします。座布団話(ダウト)はご愛嬌というところでしょうか・・・笑(意味わからないですよね・・・・笑)
そして記念演奏 有志でお集まりいただいた皆様。感謝の気持ちを込めて紹介させて頂きます朗読 市川染五郎、若村麻由美 太鼓 林英哲 箏中川敏裕 高畠一郎 唄 今藤政貴 政之祐、東音味見純、杵屋巳之助 杵屋秀子 今藤政子 未知央、東音半田綾子 三味線 杵屋栄八郎 杵屋佐助、杵屋勝十郎、柏要治郎 杵屋栄之丞 囃子 藤舎清之 呂凰 堅田喜三郎 梅屋喜三郎 尺八 藤原道山 笛 藤舎貴生 以上24名。色んな理由でどうしても来れなかった方々にも深く感謝いたします。
公演さながらの様子で、数回舞台での公演はしていますが、未だにCD通り朗読が染五郎さん 若村さん御両人でしたことがありません。2年前の5月スタジオ以来の顔合わせ!感無量!本当に皆様に感謝!
英哲さんは本番通りの衣装で・・染五郎さんも、若村さんもこの8分のために着物で来てくれました・・・尺八の藤原道山さんも急遽参加してくれました。
それではエンディングの「幸魂奇魂」のラスト8分をお客様に感謝の気持ちを込めて・・・感動します。本当に感動します。自分が感動してお恥ずかしいのだけど!このCDを作る時、まさかこんなことになるとは想像もしていなかった・・・・古事記の神々にご褒美をもらったのかなぁそんな思いでいっぱいでした。邦楽をやっていて良かったと思えた瞬間でした・・・・
演奏後私のお礼のご挨拶のあと、本来であれば一番にスピーチを頂くべきあの先生。そう松本隆先生・先生はもとから人前で話をするのが・・・・なんで。今回はスピーチなし。しかし壇上へお上がり頂くことなく終わるのは私としては絶対許されぬことである・・・したがいましてお客様の拍手でもって先生を無理やり?壇上へ・・・・そして私から感謝の花束贈呈。先生は自発的に私のマイクをとりこの古事記は最後まで完結していない・・・ビクター社長に向かって「どうか続きを創らせてください。」そして私に「君は事務所が3つくらいですべき仕事をひとりでやった、途中で出来ないんじゃないか心配だったけど・・よくやった。始めからこんな成功しちゃって、後どうか躓かないでください・・・」という先生らしい優しさいっぱいの言葉。本当に嬉しかった・・・先生ありがとうございました。心より感謝しています。改めて完結させたいと思いました。
次作!宜しくお願いします~~
そしてそして最後に私の事を悪友(CDチラシにも書いてました笑)同志、戦友という市川染五郎さんの〆の挨拶&手締め!「始めからこんなすごい受賞って言われますが・・・そういうもんだと思います。迷わず突き進んでください・・・行くしかないでしょう。こうなったら・・・」と晴れ晴れとした表情で話してくれました・・・嬉しかった!彼がこうしてこの舞台に立ってくれてること、立てたこと色々な事を頭をよぎりました。彼とは一回本当に一緒に何か創りたいなぁ~
もうそういう年代に入ってきたような気がします。夢は若いころより 語り合ってきたが~
こうして祝う会は皆様のお蔭をもちまして、終宴となりました。最後は赤枝先生、染五郎さん、若村さんが私の横に並んでお客様をお送りしてくださいました。気分は仲人!笑。本当に私は多くの方に支えられているんだなぁ~と心の底から改めて感謝しております。
司会の菊之丞さん、紀保ちゃん本当にありがとう~そしてお手伝いして頂いたみんな、スタッフの皆様ありがとう~そしてお越し頂いた皆様、お越しいただけなかったがお手紙、電話、メールを 頂いた皆様!心より御礼申し上げます。
綺麗なお花で華を添えて頂いた皆様、多くのCDをはじめご支援くださいました皆様、改めて御礼申し上げます
「幸魂奇魂・・・守給幸給、ちりぢりの魂を光の糸でつなぎ結んで」
この歌詞の意味を大事に忘れないようにします