KISHO TOSYA

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幸魂奇魂制作シリーズ3

2011.07.12

先日ようやく、第一回、音の本レコーディングを致しました。

皆さんのスケジュールを調整するのが一苦労で、この日は

約2曲と、一曲目の5分程度を録音する予定で、始まりました。

今回9曲あるうち、唯一、1曲清元で・・・

その清元を始めに録音。清元美寿太夫氏、美治郎氏社中で

お願い致しました。

_MG_5854.jpg

やはり本録となると、かなり僕自身、

舞台での緊張とは異なるものを

感じながら・・・デモは長唄で入れいて

いたのですが、迷った挙句やはり

清元で正解と言った感じで・・

僕自身も興奮気味。

自分の曲をこんな大先輩に演奏して

頂いているという何とも言えない、

有難味というか感動を覚えます。

父もスタジオに来ておりましたが、

僕以上にエキサイト気味。まぁ

予想通りでしたが・・笑

 8分程の曲に二時間掛っての録音。

思ったより簡単にはいかないものです。

 

 

_MG_5848.jpg曲のノリや細かな細部にわたって

演奏者も僕自信も納得するというのは、

新作は難しいと実感。しかし欲を言うと

キリもなく何度もやればいい物でなく・・・

この見切りが非常に難しいんです。

注文出すにも先輩だと

言葉を選ぶ必要もあり・・・笑

 

そうこうしている間に、唄の男性、女性がスタジオに・・・

無事清元が終わり、早速唄のみの部分の練習~本録へと

・・・これまた、コーラスがアカペラの曲な物で音程を保つのが

困難で、ミキサールームから、キーボードで演奏し、

唄の方へはヘッドフォンでドンカマ(リズムを刻む音)を同時に

流しながら・・唄って頂く。一部4部合唱となるので、

重ね録り・・・想像以上の迫力

に満足。

_MG_5991.jpg笙をお願いしている東野さんもブ―ス

に入っての演奏。

 

思ったより、すんなりOKが出ました。

キーボードに奥田ちゃんをお願いしていて

良かった。これがなかったら、恐らくOK

出なかったかも?汗

 

そこへ、語りの一部、録り直しをお願いしていた、若村麻由美さんが

ロケから終わり、スタジオへ来て頂きました・・・コーラスを録り

終えるのをお待ち頂き、語りの録音。わずか、3行程の為に・・・

僕の我儘を聞いて頂き。(基本今回は何事も妥協はしないと

決めているため)若村さん・・・有難う!すいません!無事終わり、

三味線の方達とお箏の方が到着、

本来の長唄の形式の曲を2曲録り終え。時間は

23時40分。う~~~~~ん。

その間、新聞社の取材の方も見えたり、大忙しでした。

ここで終わるか、もう一つ時間次第でという部分をやるか、

協議。皆さん、お疲れなのですが、僕の気持ちをくみ

取って頂いたのか、ここまで来たら、やっちゃおう~~

というお言葉を頂き、恐縮しながら・・・

開始。これは今回の作品で1~2を争う、

困難な物で何だかんだ、

終わったのが26時30分前。皆様すいません・・・・

と言う事で無事終わったのですが、まだまだ続く、

レコーディング。反省点も色々あるので、

改善しながら行いたいと思います。

皆様本当に有難うございます。最後に、スタジオに

見えていた、松本隆先生と、エキサイト気味な

父の2ショット。

_MG_5951.jpg