KISHO TOSYA

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西新井大師にて

2011.05.05

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今日は西新井大師へ行ってまいりました。

この大師は厄除で有名でありまして

僕も今まで数回お参りにきております。車の安全祈願などは左上写真の境内の真正面まで車を入れ祈願したりします。始め見た時は驚いた事を覚えております。てっきりナンバーを書きこんでお札さんを頂く物と思っておりましたので・・・今日は太鼓奏者である上田秀一郎君が真言宗の僧侶の方と震災チャリティー演奏をされるので観に行った訳であります。彼は林英哲さんのお弟子さんで林英哲風雲の会のメンバーでもありましたが、つい先日師匠、英哲さんによって独立された方であります。舞台も昨年、僕の曲をメンバー6人で演奏して頂き、また今年夏にも僕の曲を演奏してくれるそうであります。

その僧侶の方々を、英哲さんと供に指導されているそうです。お経と太鼓というのはなかなか素晴らしいです。よく御祈祷に太鼓やハチといった打楽器など入りますが、今回拝見した物は当然ですがもっと、音楽的に成立しておりました。始めに聴いた曲も拍子が??4分の3と4分の2?それとも4分の4で押し切っているのか?のかな?と思いな聴いておりました。上田君に尋ねますと譜面は4分の5で書いているんです。との事。なるほど・・・・。4分の5というのは譜面上で見ると僕達邦楽の人間には違和感があるのですが、同じフレーズを繰り返すと、一種のトランス状態と言いますか気持ちの良いものであります。英哲さんの曲にもありますが・・・

彼は被災地で炊き出しや演奏をし、僧侶の方は遺体安置所でお経をあげられたそうです。僧侶の話に非常に、胸を打たれるお話を伺いました。

「安置所の遺体の多くが眼を開けたままで、これは無念さ、まだ言いたいことがる。やりたいことがある。といった強い気持ちの表れで、生きたいという気持ちの表れであります」何とも言えない思いをしました。ですので「供養をしなければいけないのです。供養とは人(イ)が共に養う事を言います」確かにそうですね。重い教えであります。

今回の震災は日本人としていつまでも忘れることなく、亡くなった方の無念さと供に、生きていかねばならないと思いました。境内には色々な屋台もあり、綺麗な藤、牡丹園なども あり、楽しめるといっては語弊がありありますがいい所であります。参道も賑わっており色々なお店が軒を連ねております。お時間のある時皆様、一度行ってみてはいかがですか?